極楽寺の本堂は1931(昭和6)年竣工の11間四面の豪壮な作りです。紫宸殿造りの大伽藍は昭和期の寺院建築としては文化財的存在である、と評されます。
本堂内陣正面極楽寺本堂内陣塗箔彩色事業は2000(平成12)年に竣工しました。京都・井澤仏具の手による豪壮かつ麗美な極彩色の本堂内陣になっております。一度でも訪れた方は驚かれ、感動して帰って行かれます。どうぞご覧下さいませ。
本堂阿弥陀如来像極楽寺の本尊・阿弥陀如来像は、日本一の仏師と称される江里康慧氏に造形をお願いしたものです。
祖師・親鸞聖人御影浄土真宗の祖師・親鸞聖人の御影です。極楽寺の祖師御影は、親鸞聖人が正面を向いている「真向きの御影」になります。この御影を持っている真宗寺院は全国でも数は少なく、なかなか見ることは出来ません。
蓮如上人御影浄土真宗本願寺派の寺院では、一般的に、御本尊の向かって左側に蓮如上人の御影を奉懸しています。極楽寺もそれに倣っていますが、御本尊右側の親鸞上人御影前の前机と同じく、蓮如上人御影前の前机には、鬼面卓という鬼が彫られた卓を配しています。
右余間、聖徳太子御厨子右余間の聖徳太子厨子です。真宗寺院で聖徳太子の遺徳を仰ぐのは一般的ですが、御厨子まで付けて珍重するのは珍しいです。
右余間障壁図、狩野永徳「四季花鳥図屏風」写し安土桃山美術をテーマに内陣彩色を施し、桃山美術の白眉である狩野永徳を襖絵にあしらいました。
内陣正面障壁図内陣正面の金襖は雪松の障壁図です。金箔には雪がよく栄え、格式の象徴たる松を描いています。
内陣正面障壁図内陣正面の金襖は雪松の障壁図です。金箔には雪がよく栄え、格式の象徴たる松を描いています。
本堂内陣欄間内陣両脇の“欄間”です。ここまで金箔を施した欄間は珍しく、日本でも手がける職人が少ない中、井澤仏具の精魂こめた施工で素晴らしい欄間となりました。
左余間、七高僧御影浄土真宗本願寺派の寺院では、一般的に向かって左側に七高僧方の御影を奉懸しますが、極楽寺では、向かって右側に奉じております。七高僧の両脇には、覚如上人・顕如上人連坐の御影、勝如上人御影を配しております。
左余間、七高僧御影浄土真宗本願寺派の寺院では、一般的に向かって左側に七高僧方の御影を奉懸しますが、極楽寺では、向かって右側に奉じております。七高僧の両脇には、覚如上人・顕如上人連坐の御影、勝如上人御影を配しております。
昭和57年に元々日曜学校用の教室だった本堂下を門徒会館として改装しました。綺麗なトイレや台所も備え、お寺での葬儀やご法事、ご法事後の御斎などにも利用頂ける場所となっております。
茶室はお客様をお迎えする際や、お茶をお出しする際に使用します。数寄屋造りの繊細な作りとなっております。
異能の庭師・山口博昭氏による造園。あえて日本庭園とは距離を置き、鉄板などの近代素材を使いながら、土とコンクリートの版築と中央の水盤で、無機質な中にも静寂や沈黙を表現しました。
本玄関入ってすぐのお内仏です。ここは「お内仏」との名通り、極楽寺寺族のお仏壇となっております。ここはご法事でもご利用頂けますし、足がお悪くて本堂まで上がることができない方はこちらでご法事させて頂くこともできます。